大羽 進 (1966年)
王に立ち向かった巨人キラー
1959年に広島に入団。高校時代から王貞治と何度も戦っており、1964年5月5日には白石監督が王シフトを敷く中、4打席連続本塁打中の王をファーストライナーに抑えた。同年8月にも5試合連続本塁打中だった王を抑え王キラーとして名を馳せた。また、通算48勝の内19勝が巨人相手と巨人キラーとしても広島を支えた。
1966年は、前年に着手したフォーム改造が功を奏し、「フラミンゴ投法」と呼ばれる独特なフォームから自身初の二桁勝利となる13勝を挙げ、初のオールスターにも選出された。
1966年成績 48試合 13勝18敗 防御率3.18 237.2回 160奪三振
パワナンバー 11500 12200 69354
査定
基礎能力
球速はこちらの記事に「力のある投手でない」、またこちらのブログにも「スピードは全然ない」とあり、技巧派だったことから140km/hをわずかに超える程度とした。コントロールはBB/9 1.89から、またスタミナは237.2イニングからそれぞれBの前半と後半の数値とした。変化球はWikipediaの記事を参考にし、先ほどの中国新聞の記事にも記載のあるフォークを決め球としてシュートとスローカーブを追加した。
野手能力は通算打率.202、66年は.243とミート力があり外野手としての出場もあるためミート力は高め、一方本塁打は0なためパワーは控えめとした。守備走塁は特筆すべき数字もないので良くも悪くもない数値となっている。
特殊能力
対左打者C
こちらのサイトの記載から。対左被打率などのデータは見つかりませんでした。
ケガしにくさC
大きなケガもなく、空白のシーズンなしで通算446登板
回復B
48試合(チーム2位)、237.2イニング(チーム2位)
対強打者○
王との対決の印象から(王選手との対戦成績は決してよくはない)
ノビE
上記にもあるストレートについての記載から。
負け運
リーグ最多敗戦
ミート多用
長打の少ない投手の標準装備
変化球中心
「投球は力だけではない」と中国新聞の記載にもあるように技巧派を思わせる記載が多い。